実際に周りで音がしているわけではないのに、
耳や頭の中で何かが聞こえる気がする…。
そんな方は、「耳鳴り」かもしれません。
耳鳴りは、
日本人の3人に1人が悩んでいる病気。
厚生労働省の国民生活基礎調査では、
慢性的な耳鳴りに悩んでいる人は2001年では約25%だったのに対して
2013年では約30%となっていて、
年々増加しています。
最初は軽い症状だったとしても
耳鳴りがひどくなると、
「気になって何も手につかない」
「集中できない」
という状態になってしまい、
日常生活や仕事に支障が出てしまうこともあるんです。
耳鳴りの聞こえ方、頻度は、人それぞれ。
気になる方は、
どんな音が聞こえているか、
まずはチェックしてみましょう。
- 「キーン」(金属音のような音)
- 「ブーン」「ボー」(重低音)
- 「ブクブク」「ボコボコ」「グググ」「コツコツ」
- 「サー」「シャー」(空間音)
「ドクドク」(一定のリズム音)
①と②に当てはまると感じた方は
「自覚的耳鳴(じかくてきじめい)」といわれる耳鳴り。
耳鳴りを感じる人の多くが自覚的耳鳴です。
実際に音がしているわけではなく
自分だけに音が聞こえます。
耳鳴りの音が気になって外からの音が聞こえづらく、
難聴になっていることも多いといわれています。
この自覚的耳鳴の場合、
高音が聞こえる人と、低音が聞こえる人がいます。
その違いを見てみましょう。
◆高音性耳鳴り
①の「キーン」「ピー」などの高い音が聞こえる耳鳴りの特徴は、
持続して聞こえたり、
耳をふさぐと音が大きく聞こえること。
加齢に伴って聴力が低下したり、
ストレスが多いことなども原因だといわれていますが、
病気が原因であることも。
メニエール病、自律神経失調症、聴覚神経の異常の可能性があるので
注意が必要です。
◆低音性耳鳴り
②の「ブーン」「ゴー」などの重低音が聞こえる耳鳴りの特徴は、
耳が詰まったような感じがして、
耳をふさぐと音が小さくなること。
首や肩が凝っているなどの一時的な体の異常、
ストレスや気圧の変化によるものであることが多く、
高音性耳鳴りと比べると
危険性は高くありません。
でも、難聴やめまいなどの症状もある場合は、
病気が隠れている可能性があります。
どちらの場合も、
何が耳鳴りの原因なのかを知ることが必要です。
症状について詳しくはこちら
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